巻き肩による症状と対策とは？

巻き肩（まきがた）は、肩が前方に内側に巻き込まれる姿勢や状態を指します。正常な姿勢では、肩は背中に引かれ、胸部が広がった状態になります。しかし、巻き肩では肩が前方に引っ込み、胸部が狭まる傾向があります。

 

巻き肩は様々な要因によって引き起こされることがあります。主な原因としては以下のようなものがあります：

 

1. 筋肉の不均衡: 胸部の筋肉（大胸筋や前鋸筋）の緊張や縮短、背部の筋肉（僧帽筋や菱形筋）の弱さなど、筋肉のバランスの乱れが巻き肩を引き起こすことがあります。

 

2. 姿勢の問題: 長時間の不適切な姿勢や姿勢の乱れが続くと、肩が前方に引っ込む傾向が生じます。デスクワークやスマートフォンの使用など、前かがみの姿勢が続くことが原因となることがあります。

 

3. 筋力の低下: 肩周りの筋力が低下すると、肩を正しい位置に保つためのサポートが不足し、巻き肩の発生を促すことがあります。

 

4. 骨格の問題: 骨盤や胸椎、脊椎の形状や位置によって、巻き肩が生じることがあります。

 

巻き肩の症状は個人によって異なりますが、一般的には肩が前に内側に巻き込まれる姿勢や、胸部の凹みが目立つなどの特徴が見られます。また、肩や背中の痛み、頭痛、姿勢の乱れ、運動制限なども巻き肩に関連する症状として現れることがあります。

 

巻き肩の対策には、適切な姿勢の意識、筋肉のバランスの調整、ストレッチや筋力トレーニング、マッサージなどが含まれます。個々の状況や巻き肩の原因に応じて、医療専門家や専門の治療家に相談することが重要です。

マッサージは巻き肩の対策として有効なアプローチの一つです。以下に、マッサージによる巻き肩の対策方法をいくつかご紹介します。

 

1. 胸部の筋肉の緩和: 巻き肩では、胸部の筋肉が縮んでしまい、肩が前方に引っ張られる状態になります。マッサージによって胸部の筋肉を緩和し、緊張を解きほぐします。特に大胸筋や前鋸筋などの筋肉を重点的にほぐすことが重要です。

 

2. 肩甲骨周辺の筋肉の緩和: 巻き肩では、肩甲骨周辺の筋肉が固くなってしまい、適切な位置に配置されにくくなります。マッサージによって肩甲骨周辺の筋肉をほぐし、緊張を解消します。特に僧帽筋や菱形筋などの筋肉を重点的にほぐすことが効果的です。

 

3. 首や首筋の緩和: 巻き肩には首の筋肉の緊張も関与しています。マッサージによって首や首筋の筋肉を緩和し、緊張をほぐします。特に僧帽筋上部や頸斜筋などの筋肉をほぐすことが重要です。

 

4. 血液循環の促進: マッサージによって血液循環が改善されると、筋肉や組織に酸素や栄養が適切に供給されます。これにより、炎症の軽減や筋肉のリラックスが促進され、巻き肩の改善につながります。

 

5. 姿勢の改善と体のバランス調整: マッサージによって筋肉や関節のバランスを整えることで、正しい姿勢や体のバランスを維持しやすくなります。マッサージ後に適切な姿勢の維持やストレッチを行うことで、巻き肩の予防や改善に役立ちます。

 

重要な点として、マッサージだけでなく、適切な姿勢の習慣や日常生活での注意点も重要です。自己ケアや運動療法のアドバイスを受けることも有益です。個々の状況や巻き肩の原因に応じて、専門家との相談や指導を受けることをおすすめします。

ニュートラルコーナーでは、巻き肩の治療に対して以下のようなアプローチを行っています。

1. 姿勢の評価と分析: 初めに、巻き肩の原因や症状を評価し、個別の姿勢分析を行います。姿勢の乱れや筋肉の不均衡など、巻き肩に関連する要素を把握します。

 

2. 筋肉のバランス調整: 巻き肩は、特定の筋肉が過剰に縮んだり、他の筋肉が弱まったりすることで発生する場合があります。筋肉の不均衡を改善するため、適切なストレッチや筋力トレーニングを行い、筋肉のバランスを整えます。

 

3. 筋肉の緊張緩和: 巻き肩に伴う筋肉の緊張を緩和するため、マッサージや指圧などの施術を行います。特に、胸部や肩甲骨周辺の筋肉をほぐすことで、巻き肩の改善を図ります。

 

4. 姿勢の改善と運動療法: 適切な姿勢の維持や正しい動作法の指導を行います。また、日常生活での適切な運動やストレッチの方法を提案し、巻き肩の予防と改善をサポートします。

 

5. アドバイスと自己ケア: 巻き肩に関連する日常生活の習慣や姿勢についてアドバイスを提供します。デスクワークの姿勢や重い荷物の持ち方など、巻き肩を悪化させる要因を避けるための指導や自己ケア方法を提案します。

 

ニュートラルコーナーのスタッフは、経験豊富なプロフェッショナルであり、巻き肩に適した治療やアドバイスを提供します。ただし、個々の状況や巻き肩の原因によって治療内容は異なる場合がありますので、具体的なアプローチや効果については、お店に直接ご相談いただくことをおすすめします。